子育ての昔と今
子育てに関する情報は時代とともに変化・進歩していきます。
世代によって、子育てに関する常識が異なることも生じてきます。
世代間の常識の違いを知っていれば、おじいちゃん・おばあちゃんとの子育ての協力がスムーズにできます!
このページは、赤ちゃんのお父さん・お母さんだけでなく、おじちゃん・おばあちゃんの方にも目を通していただければと思います。
抱っこ
昔は・・・
「抱きぐせ」をつけると、赤ちゃんは抱っこを求めてしょっちゅう泣くようになると言われていました。
今は・・・
抱っこがくせになることはないと言われています。「抱きぐせ」は気にせず、赤ちゃんが求めているときはしっかり抱っこをしてあげましょう!
母乳
昔は・・・
・母乳より育児用ミルクのほうが栄養があると言われていたこともありました。
また、入浴後に白湯を飲ませる人もいました。
・授乳は「3時間おき」行い、「1歳までの断乳」と母子健康手帳に記載があったこともありました。
※断乳とは、ママのリードで授乳期を終わらせること。
今は・・・
・母乳だけでも、不足分をミルクで補っても発育に問題はないようです。
・基本的に、離乳食がスタートするまでは白湯や他の水分は必要ないと言われています。
・授乳は赤ちゃんが欲しがった時に、終了時期は赤ちゃんが自然とはなれるタイミングで。(これは「卒乳」と表現されることもあります。)
離乳食とアレルギー
昔は・・・
5か月頃からスタート。食べ物を見せて口を開ける頃がタイミング。
「離乳食は果汁から」という考えもありました。
今は・・・
5~6か月頃で、赤ちゃんのペースに合わせてスタートしてください。現在はベビーフードも豊富にあるので、活用してもいいかもしれません。
また、食物アレルギーの症状を示す赤ちゃんが増えているため、卵や乳製品は様子をみながら少しずつ。
むし歯予防
昔は・・・
大人の噛み砕いた食べ物を赤ちゃんに与えたり、箸やスプーンを共有することも多く、大人の持つむし歯菌が赤ちゃんにうつるということが起きていました。
今は・・・
生まれたばかりの赤ちゃんにはむし歯菌はいません。箸やスプーンを共有することで大人からうつることがわかってきました。共有せずに食べましょう。
また、定期的に歯科検診を受けて口の中をチェックしましょう。
更新日:2021年06月09日